まちつながり委員会 山田知佳


1.基本方針

 私たちが暮らす丹羽郡は人口の増加に伴い、ハード面の発展を遂げてきました。まちは時代と共に進化し、人々の生活はより便利で快適なものへと変化しています。かつて大口町は企業誘致を、扶桑町は住宅誘致を通じてまちを発展させてきましたが、これらの取り組みはひとりの考えから生まれたのではなく、多くの仲間が集まり意見を交換しながら形作られてきました。その結果、現在の豊かな暮らしがあります。

しかし近年では価値観やライフスタイルの多様化が進み、地域でのあいさつや会話といった交流が減少しています。中には隣人と話したことのない人も少なくありません。暮らしが豊かになる一方で、地域社会における「共に支え合う意識」は薄れ、ひととのつながりが希薄になっているのが現状です。

丹羽郡がこの先も持続可能な地域であり続けるためには、地域の中で「支え合う意識」が広がることが大切です。地域が住むひとにとって身近で楽しい場所であると感じれば、自然と地域に関わり続けることができ、この意識は育っていきます。そして、互いが知識や考え方を気軽に共有する関係が広がれば、多様な視点が地域に生まれ、変化していく社会に柔軟に対応できるまちになっていきます。

 支え合う意識を育む第一歩は互いを知ることです。このため、当委員会では新たな関係性を築くためのツールとして対話に着目し、互いの考えを楽しく共有しながら相手を知っていく機会を提供することで自然と支え合う意識を醸成していきます。初対面での対話には勇気が必要なこともあります。委員は参加者が安心して一歩を踏み出せるようサポートすることで、他者を理解しようとする姿勢や聴く力を育んでいきます。

 

2.テーマ

 「対話で育むまち丹羽」

 

3.活動内容

3月例会】

チームで1つのゴールを目指す事業

11月婚活事業】

 

出会いをサポートし、丹羽郡への郷土愛を育む事業

 

 

  

4.委員長所信

 普段の仕事の中でも地域でひととのつながりの希薄化は課題であると感じています。計画を考える中で、義務感ではなく、日常の中で自然に声をかけ合い、交流が生まれることこそが、まちに活気をもたらすのではないかと考えました。まちつながり委員会の中で会員を含め、参加していただいた方に改めて他者と対話しながら物事を共に作り上げる面白さ、大切さを感じられるような活動を進めてきたいと思います。

初めての委員会運営ですが、皆さんと相談をしながらより良い事業に、そして学びのある委員会になるよう運営をしていく所存です。