2017年度 一般社団法人

丹羽青年会議所

第23第理事長 伊藤 高生


はじめに

 先人たちは時代の変化に合わせその時に起こる困難に懸命に立ち向かい乗り越えてきました。明るい未来を想い描き、各々が強い信念の基、力を合わせより良い社会への構築を目指し取り組んできた結果、現在の日本は物質的にとても豊かな国となりました。

通信技術は大きな発展を遂げ、多くの情報が誰でも容易に得ることができるようになり、価値観も多様化し、各々の個性が尊重され、誰もが自由を謳歌できる社会となりました。

しかし、その反面多くの選択肢が生まれ、ひとと関わることなく自分の意思を他者へと容易に伝えることの出来る環境が当たり前となるに伴い、直接ひとと接する機会が減少すると共に一方的な考え方に固執し、ひととしてのこころの豊かさまでもが希薄になっているようにも感じます。

本来こころの豊かさとはひととの結びつきの中で生まれ、育んでいくものと私は信じています。ひとは他者を思いやり、考え、行動し、他者の喜びの中でこそ自身の喜びを見出せるのではないでしょうか。

ひととの結びつきが希薄となり多くのこころが失われた現代社会だからこそ、ひととの関わりを尊びこころの豊かさを育んでいけるような、より良いまちの構築が必要不可欠であると考えます。

私達一般社団法人丹羽青年会議所は地域に根差し今日まで活動してきました。先輩諸兄から誰よりも地域の事を考え、そこに住まう人々を愛する事を伝承し、ひととひとの結びつきの重要性を誰よりも大切に思う我々だからこそ、責任世代としての自覚を持ち高い意識の基、行動し地域に住まうひとたちへと力強く伝える事が出来るのです。その強い想いを原動力とする「明るい豊かな社会の実現」へ向けた活動は、やがて地域の方々の意識を変え、まちを動かす大きな力になることと確信します。

 

●組織運営から生まれる充実感

 青年会議所活動はけしてひとりではできません。メンバー各々が自身の役割をどれだけ理解し活動できるかによって組織の産みだす効果は大きく変わってきます。なぜその役職が存在し、どのような役割を担っているかを再度理解し実直に活動する事が出来れば、組織の産みだす効果を何倍にも向上する事が可能だと考えます。表層的な考えではなく深く組織について理解し、各々の担いを全うすれば必ず青年会議所活動で得る事の出来る気づきや学びも増え、より魅力的な団体へと成長していけると考えます。

 

 

 

●豊かなこころが築く豊かなまち

まちはひとが集い構成されそこに集い住まう人々と共に私たちは成長してきました。その過程は当然の事ながらひとそれぞれ違い、それぞれに歴史があります。その歩みの中でひとは出会いや別れなどを繰り返し、多くの感情が生まれ自身を形成していきます。

現代社会では通信技術の進歩により、直接会わなくても容易に言葉を交わすことが出来るようになりました。SNSなどでの繋がりに満足し、活字のみの関係がコミュニケーションであると勘違いしているひとも多くいるように感じます。

ひとと関わり相手を知り・尊び・敬い・お互いに支え合うことから生れる喜びを肌で感じることでこころ豊かなひとへと成長していくことが出来ます。

 

まちはひとで構成されているからこそ、こころ豊かなひとが増える度にこの丹羽の地はこころ豊かなまちへと成長していきます。丹羽に住まう人々が強い想いと、まちに対し当事者意識を持つことで、次世代へとより良い丹羽として紡いでいけるのではないでしょうか。未来を決定するのはそこに住まい今を生きる私たち以外他には存在しません。ひととひととの結びつきを今一度見つめ直し、こころ豊かなひとで構成されているこころ豊かなまちを目指します。

 

 

●未来の為の拡大活動

 なぜ拡大が必要なのか、拡大事業に対し真剣に考えた事はあるでしょうか。当LOMも例外なく会員は減少しております。会員が減少すれば事業規模も縮小されていきます。企画・運営する我々のアイディアにも制限を生み、地域への発信も弱くなってしまいます。何より、メンバー数の減少は出会いから得る事のできる気づきや学びも減少していると言っても過言ではありません。

 

この問題を打開する唯一の方法はやはり私達が自分たちの活動に自信を持ち、その魅力をLOMメンバー全員で伝える拡大に対する意識を高めていく事にあり、どれだけ拡大事業に時間と手間を惜しまずに活動できるかにかかっていると考えます。他人任せにするのではなく、常に拡大を意識する事を習慣とし、多くの仲間を迎え入れメンバーの学びと気づき豊富な、魅力あるJCの創造につなげていきましょう。

 

 

おわりに

私達の今は家族や仲間、地域の人々、会社、行政の方々等多くの人々に支えられ今日を迎えることが出来ています。決して一人で生きてきたわけではなく、周りの人や、地域環境に支えられ、育てられて今があります。その感謝を忘れることなく、地域に、次世代に、関係するすべてのことへ恩送りの輪を繋いでいきましょう。

充実感を得る為には必ず目的意識が必要です。ただ参加するだけではなく自分の意思で目的に向かって行動した時、そこには必ず成長があります。

青年と呼ばれるこの貴重な時間を、充実感を持って取り組み、皆で一致団結しLOMメンバー全員が成長し、力強く、活気あふれる一般社団法人丹羽青年会議所を構築していきましょう。

LOMメンバーひとり一人の力強い想いは間違いなく地域へと届き、自身にそしてこの丹羽の地に住まう人々へ大きな意識変革をもたらすものと信じます。