理事長所信

 

2019年度理事長所信

一般社団法人丹羽青年会議所

2019年度理事長

酒井一平

 

 

【はじめに】

1994年47名の熱い魂が、丹羽の地を自分たちの力で盛り上げようという志のもと、鼓動を始めました。創始の志は25年たった今も尚、現役会員へ脈々と受け継がれ、会員自身が率先して地域の礎となる事を選び、そこに住み暮らす人々の希望になれるよう進化し続けています。これもひとえに、諸先輩方のご指導のお陰だと心より感謝致しております。私たちはこの志を胸に抱き、自らを律し節度ある青年として、明るく豊かな社会の持続、発展を目指してまいります。

 

青年会議所が目指す社会は、明るく豊かな社会の実現にあります。明るく豊かな社会とは、誰かが押し付ける物では無く、そこに住み暮らす人たちが自然と内面から感じ取れるものであると思います。しかし今の日本は、明るいニュースも少なく、また目に見える課題としても、出生率の低下や人口減少、超高齢化社会やデフレによる経済的不安など、将来に対する漠然とした不安が蔓延し、明るく豊かな社会とはまだまだ言えません。それは今や大人だけでなく、子どもたちや学生にも広がり、自分の将来や、この日本自体に対してもポジティブなイメージを持てなくってしまっているのが現状です。この問題に対し日本政府や地方行政では、子育てしやすい環境づくりや、女性や高齢者の力を生かした働き方改革、またイノベーションによる、AIやロボットと言った生産性の向上など、それぞれが、なんとか出来ないかと様々な取り組みを進めて行動しています。では私たちはどうでしょうか、面倒な事には目をつむり、目先のことで精一杯で、こうした日本や地域の問題は他人事と思って政府や行政に全て任せきりにしていないでしょうか。社会問題解決の原動力は他でもない地域に暮らす人たちこそが、すべてであり、官・民が一体となり明るい未来の為に、共に歩を進める事が重要であると考えます。

私たち青年会議所は、この日本を取り巻く大きな課題を自分事と捉え、地域に根付いた活動をしていかなればなりません。今の社会を将来性の無い暗い社会と、否定的な意見が多い中だからこそ、払拭する絶好の転換期であると言えます。こんな時代だからこそ、青年会議所・行政・地域団体、そして住民の皆様の全ての主体が一丸となって協同し、今ある地域の活力をより発展させ、さらに次世代へと引き継ぐ為に、新たな価値の発見をし、その価値を新しい魅力に変えて、持続していく事が重要ではないでしょうか。自分たちが住み暮らす地域の中の魅力を発見し高めるとともに、地域外の人をも惹きつけることが出来る魅力を創造していく事が、誰もが夢を描け、心から感じられる、豊かな社会の実現へと繋がっているのです。

魅力あふれる丹羽のその先にある明るく豊かな社会を創造し続ける為に、私たち自身も、自らが置かれている立場を深く理解し、地域に根付いた運動発信をするとともに、経済発展のため、これから育っていく若者のため、すべてのまちの人たちが「このまちを未来へと残し、夢と希望に溢れる地域にしたい」と思えるよう、大人の意識変革を進めてまいります。

私たち一般社団法人丹羽青年会議所は、これまで25年間の絆や想い、そして創始より受け継ぐ偉大な志を胸に据え、すべての人が肌で感じられる持続可能な魅力あふれる丹羽の地を創造してまいります。

 

 

 

【経済団体として】

人に教えを説くまた、自らが人に伝えるべき立場にいる人たちは、総じて他から量られる存在になります。私たちが市民意識変革団体であると言うのであれば、まずは自分たちがその志や、信念が無ければならない。そのためには経済人として誇れる組織であり続ける必要があり、その上で地域に必要とされ続ける団体であるべきでは無いでしょうか。規律ある組織、更に公益性を訴えかける団体として自らを常に律し、青年経済人として豊かな丹羽を創造してまいります。

 

【未来視】

この地域の未来を考えていかなければならない人は誰か、それは国政や行政に携わっている人だけではなく、私たち住民のすべての責務であります。そこで生活をする人の考えや習慣、伝統や文化は次世代へと引き継がれると共に、時代に沿い昇華していくのが望ましいと思います。それに対し、私たち大人は、未来を担う子どもたちに、自らの意思で、その未来を考えるきっかけを与えていく事が重要であり、その経験が将来の分岐点に立つときの結果を分かつものだと思います。地域の大人たちと次世代を担う若者たちが、自分たちの住む地域は、誰かに任せておけば、良いと言う考え方から、自分たちのまちは自分たちが作るという覚悟を認識し、地域の未来を共に考えていく事が、新たな価値の発見と魅力の創造に繋がると信じています。

誰でもない私たち大人とこれからの未来を担う若者が協力して、若者と大人が作り上げる豊かな丹羽を創造してまいります。

 

【歩み続けること】

 私たちの活動の原動力はこの地域を良くしていこうと言う思いを胸に抱いた同志、つまり人と人との繋がりで継続されています。その歩みを止めないためにも志を同じくする仲間を増やし、一人でも多くの地域の青年が共感をし、青年会議所での活動が自らの学びに変わり、喜びを共有できる会員を増やすことが、青年会議所運動を更に発展させていく原動力となっていくでしょう。そのためにもまずは、現役会員自身が青年会議所活動への有益性を深く理解すること、それを入会間もない会員に伝え、共に成長できる環境が青年会議所の魅力と感じていただく事が重要です。良い事は誰かに伝えたい、その内なる力を会員拡大という形に変え、人と関わる事の楽しさを共有できる、まさに人財として成長できる丹羽を創造してまいります。

 

【結びに】

 青年会議所は単年度制であり、毎年違った角度で様々な意識変革を行ってまいりました。しかし、25年間続いてきた一般社団法人丹羽青年会議所でも、まだまだできる事、そしてこれからしていかなければならない事は無数にあります。四半世紀という節目を迎えるにあたり、これまでの活動・運動の想いを引き継ぐとともに、まだ見ぬ未来を見据え、この地域をより活性化させ、いつ、どんな時代であっても、常に必要とされ続ける団体であり続けること、そして、その組織に見合った会員であり続けるため、資質向上を常に心がけ、賛同して頂ける同志を増やし、より多様な運動発信・活動を展開していきながら、30年、50年と続く団体であることをお約束いたします。

 

 メンバー一同、誠心誠意努めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。